【ヘマチンは効果なし?】と言われる5つの理由を調査——実感しにくいケースの共通点
ヘマチンは、サロン系ヘアケアで長く使われてきた定番のダメージケア成分で、成分としての評価はすでに一定の定着があります。それでも「効果なし」と感じる人には、利用者への聞き取り調査を読み比べると、はっきりした共通点がありました。
主な理由は5つ——①使い方が正しくない、②評価する期間が短い、③期待している変化とケアできる範囲がずれている、④アイテムによって配合濃度が違う、⑤髪の状態・髪質との相性、です。本文で一つずつ検証します。
「ヘマチン 効果なし」「ヘマチン 意味ない」——検索候補にこうした言葉が並び、不安になって調べている方も多いはずです。オトナ髪ラボ編集部では、ヘマチン配合インバス美容液「エポプレミアムヘマチン」の販売元(株式会社エポラ)が実施した、利用者への聞き取り調査(グループインタビュー・個別ヒアリング)のデータを読み比べ、「効果なしと感じた人」と「実感している人」の発言を突き合わせました。見えてきたのは、成分そのものの良し悪しよりも、使い方・期間・期待値のずれという共通点です。順番に見ていきます。
「ヘマチンは効果なし」と言われる5つの理由
理由① 使い方が正しくない(インバス用をアウトバスのように使っている)
聞き取り調査でもっとも多く登場したのが、使い方のずれです。ヘマチン配合の美容液には、お風呂の中で使う「インバス」タイプが多くあります。一般的な手順は次のとおりです。
- シャンプーで髪を洗う
- 軽く水気を切る
- 濡れた髪にヘマチン美容液をなじませる
- その上からトリートメントを重ねる
- 洗い流す
ところが実際には、「お風呂上がりの乾いた髪に、アウトバスのオイルやミストのように使っていた」「トリートメントを先に使ってしまっていた」というケースが少なくありません。使用量(プッシュ回数)が推奨より少ないまま「変化がない」と感じてしまう例もあります。本来の使い方と違えば、本来のケアはできません。まず取扱説明書どおりの手順になっているかの確認が、いちばんの近道です。
使う手順はシャンプーとトリートメントの間なのに、買う前はお風呂上がりの最後に使うものだと思っていました。手順を忘れて、先にトリートメントを使ってしまって「あっ」となることもありました。 50代女性・個別の聞き取りより
濡れた髪に使うことを忘れて、出かける前に乾いた髪へ使ってしまい、無駄にしていました。シャンプーの後に使うようにしてからは、違ってきたと感じています。 60代女性・グループインタビューより
理由② 評価する期間が短い
ヘマチンは、即効性を期待するタイプの成分ではありません。毎日のシャンプーやカラー、ドライヤーの熱などで髪のダメージが少しずつ積み重なるのと同じように、ケアも積み重ねが前提とされています。数日〜1週間ほどで「変わらない」と判断してしまうと、本来の評価ができないまま終わってしまいます。
聞き取り調査でも、使い続けるうちに手触りややわらかさの変化を感じたという声がある一方で、1本を使い切る前にやめてしまったという声もありました。感じ方には個人差がありますが、少なくとも1本を正しい使い方で使い切ってから振り返るのがひとつの目安になります。
理由③ 期待している変化と、ケアできる範囲がずれている
ここは調査していて、いちばん正直に書くべきだと感じたポイントです。ヘマチン配合品は化粧品であり、化粧品としてのヘアケアで期待できるのは、ダメージの補修ケア、ハリ・コシ、まとまり、ツヤ感といった「今ある髪のコンディションを整える」範囲です。髪質そのものを永続的に変えたり、これから生えてくる髪を変えたりするものではありません。
広告やSNSで見かける、なびくような美しい髪のイメージをそのまま期待して使い始めると、実際の変化との差にがっかりしてしまいがちです。聞き取り調査でも、「効果なし」と感じてやめた人ほど、こうしたイメージを入口にしていた傾向がありました。「ダメージによるパサつきやうねりをケアして、扱いやすい髪に整えたい」という目的であれば選択肢になりますが、それ以上の変化を求めている場合は、期待値のずれが「効果なし」という感想につながりやすい——これが実感しにくいケースの正体のひとつです。
理由④ アイテムによって配合濃度が違う
同じ「ヘマチン配合」と書かれていても、アイテムによって配合濃度は大きく異なります。シャンプーのように洗い流すまでの時間が短いアイテムでは、ごく少量の配合にとどまるものもありますし、美容液タイプには高濃度で配合されたものもあります。どちらが良い悪いではなく、「どのアイテムで試したか」によって体感が変わるのは自然なことです。
化粧品では成分の配合濃度の表示義務がないため見分けはつきにくいのですが、ヘマチンはもともと黒い色をした成分のため、液の色の濃さがひとつの目安になるという考え方もあります。高濃度タイプの一例としては、今回の聞き取りデータの対象商品であるエポプレミアムヘマチン(エポラ)のようなインバス美容液があります。シャンプーで試して「変化を感じなかった」という人が、濃度の違うアイテムでは印象が変わることもあります。
理由⑤ 髪の状態・髪質との相性
ヘマチンは、髪の主成分であるタンパク質(ケラチン)と結びつく性質があるとされ、カラーやパーマなどでダメージを受けた髪のケアで注目されてきた成分です。裏を返せば、ダメージがほとんどない健康な髪では、変化そのものを感じにくいことがあります。「特に傷んでいないけれど話題だから試してみた」という人が実感しにくいのは、ある意味で自然なことです。
また、髪質によって仕上がりの好みも分かれます。使い始めにきしみを感じる人もいれば、髪が引き締まるような使用感を好ましく感じる人もいます。しっとり・つるつるとした手触りだけを求める場合には、合わないと感じられることもあるでしょう。相性の問題は誰にでも起こり得るもので、無理に続ける必要はありません。
逆に、「実感している」人は何が違うのか
同じ聞き取り調査のなかには、長く使い続けている人の声もあります。読み比べてわかった違いは、大きく3つでした。①インバスの手順・使用量を守っている、②広告のイメージではなく「自分の髪の扱いやすさ」を基準に評価している、③一定期間続けてから判断している——という点です。使用感・仕上がりについての声を2つ紹介します。
自分で乾かして、最後にオイルでクルクルしてみたときの仕上がりに「今日もちゃんとできていた」という自己満足があります。朝起きたときも、そんなに爆発していません。人がどうのではなく、自分の髪質に合っていていいなと思いました。 60代女性・グループインタビューより
きしみはまだ出ているのですが当初ほどではなく、柔らかさが出て、ブローをしていても使う前より柔らかくなった実感があるので、使い続けようと思っているところです。 50代女性・グループインタビューより
注目したいのは、どちらの声も「劇的に変わった」ではなく、毎日の扱いやすさや手触りの変化を、自分の基準で拾っていることです。ヘマチンとの付き合い方として、これがいちばん現実的な期待値だと編集部は考えています。
「効果なし」を避けるためのチェックリスト
- お風呂の中で、濡れた髪に使えているか(乾いた髪へのアウトバス使いになっていないか)
- ヘマチン美容液のあとにトリートメントを重ねて、洗い流しているか
- 使用量(プッシュ回数)は取扱説明書の推奨どおりか
- 少なくとも1本を使い切るまで続けてから判断しているか
- 配合濃度の高いアイテムで試しているか(液の色の濃さがひとつの目安になるという考え方もあります)
手順や使用量はアイテムごとに異なります。エポプレミアムヘマチンの場合の手順は、エポプレミアムヘマチンの正しい使い方で詳しくまとめています。
よくある質問
ヘマチンは意味がないのですか?
ヘマチンはどのくらいの期間使ってから判断すればよいですか?
ヘマチンはどんな髪の人に向いていますか?
シャンプーと美容液、どちらでヘマチンを取り入れるのがよいですか?
まとめ——「効果なし」と決める前に
「ヘマチンは効果なし」と感じるケースの多くは、①使い方、②期間、③期待とケア範囲のギャップ、④配合濃度、⑤髪質との相性——という5つの理由のどれかに心当たりがあるものでした。逆に、実感している人は、正しい手順で、自分の髪の扱いやすさを基準に、一定期間続けているという共通点があります。
この5つを確認したうえで「それでも合わなかった」のであれば、それは髪との相性です。一方で、使い方や期間、アイテム選びに心当たりがあるなら、「効果なし」と結論を出すのはまだ早いかもしれません。ご自身の髪の悩みと目的に合わせて、落ち着いて選んでいただければと思います。
- ※発言は販売元実施の調査より。趣旨を変えない範囲で語尾等を整えています。
- ※個人の感想で効果効能を示すものではありません。
- ※本記事は化粧品としてのヘアケアの範囲での一般的な情報です。効果の感じ方・使用感には個人差があります。